6/22のWBSで、今年の株主総会の変化について紹介されていた。
今年は前年に比べ、個人株主数が268万人増の3,807万人(過去最高)となり、個人株主が増加したことで企業側の総会への対応が変化してきている。
日本人口の30%が、何かしらの形で株を保有してるのですなあ。子供を除くと、ほぼ50%ぐらいかしら。
ヤフーは22万人の株主がおり、今年は国際フォーラムで5,000人規模で実施。しかし大きな目玉が無いことから1,022人の参加。それでも会場を変更したことは評価されたらしい。
ワタミは66,000人の株主、両国国技館で実施。会場の外でお好み焼きや焼き鳥などの弁当を販売して、キッズコーナーも準備するなどの対応。株主さんと会社のことをじっくり議論したいと前向き。
元気寿司の株主懇親会では、普段店舗で出している寿司を振る舞い、楽しんでもらう。これは参加したいな。
サンリオは5,000人増加し、会場では1万円以上するキティちゃんグッズを提供。家族ぐるみで参加できることを目的とした株主も多く、宝塚歌劇団スタッフが演出するミュージカルも上映するなどの力の入れよう。
4℃では、限定商品をプレゼント。女性の株主が45%増え、1,500人となっている。
各社それぞれ、のっとりを防ぐためにも株主への配慮によって安定株主としたい意向があり、それが長い目でみたとき会社の売上にも反映されると考えている。
というか、それが通常で、株主と企業のいい関係だと思う。しかし、海外投資家が稼ぎたい考えもあり、日本はここしばらく株ブームにのせられてますが、ま、それが結局のところ経済活性化や株価上昇につながるなら1つのきっかけとして良いんではないかと思います。
実際、そういった企業の変化は、会場となるホテルにも影響を与えていて、某ホテルでは前年より3〜4割の問い合わせが増えているとのこと。
しかし、働くことだけが人生の目的でもなく、すばらしいとも考えていないけれど、欧米の影響を受けて、最近の若い子達は投資家になって自由に暮らしたい人や、アーリーリタイヤしたいと考えている人が結構増えている。おかげで何をしたいかわからないの?って人が結構増えちゃってる現状は、ちょっとばかり悲しい部分があります。
そして後半は、村上ファンドの村上氏に対する、株主からの考え方をインタビュー。株主を味方につける戦略もさることながら、株主にとっても企業経営者にとっても考え方は様々で、企業は株主のものor企業のものor従業員のものなど千差万別。こういう特集を見ていると、株主も企業もその企業に染められた従業員も自己中心的でどうしようもないですなあー。CSRなる言葉がいまさら流行ってますが、それより先に、一般のお客さんを大事にしてね。
ISSジャパンという、海外向けに株主総会の議案の中身を判断する企業も紹介されていた。日本買いですよ日本買い。そして日本全体の株主による持ち株比率は、金融機関、事業法人、個人などの他に、外国人が26.7%を占めている現状。グローバリゼーションというすばらしい掛け声の下、それが良いとか悪いとか別にどうでもよくって、経済重視だけで進んじゃってる日本に、別の切り口持ってきたいなと思うところは常々あるところです・・・


posted by planner at 18:10|
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